今回は私の実体験話です。
放置している空き家には必ず理由があります。その原因を解決できれば処分が可能となります。
敷地が所有権と借地権の2つの権利の敷地に建っている空き家でした。
私は、借りている土地(底地)を買い上げ、全ての敷地を所有権にしてから空き家を処分することを、提案しました。
しかし、全体の敷地を売るよりも、底地を買い取る金額が高いのです。損をしてでも、『負』を『不』動産に変える決断が、無事に売却できる結果となりました。
先日も「胸のつかえが取れた」と電話口で晴れやかなお声でお話しされていました。
私の役目は、全体を購入してくれる人を見つけることと、底地所有者との売買をまとめることでした。一件落着です。
志村 孝次