住宅ローン金利比較表【2019年7月】


・単位は%、金利は各銀行の住宅ローン金利表を元に作成しています。

・前月の住宅ローン金利と比較をして上がったものは赤字に、下がったものは青字に、変わらないものは黒字にしています。



【今月のコメント】

変動金利は据え置き、長期固定金利は大きく下落となりました。

 

世界的な株安と金利安の影響を受けて足元の長期金利は「-0.165%」まで大きく低下しています。

そうしたこともあって2019年7月の住宅ローン固定金利は「10年固定から30年固定まで全面的に引き下げ」という状況ですね。

固定金利を検討されている方にとっては朗報と言えます。全体的に低金利が維持されているという点でも検討のチャンスです。

一方、変動金利をご検討の方は、日銀の「フォワードガイダンス」に従えば当分金利上昇することはなさそうですので、じっくり検討していただければと思います。

 

日本のこれまでの構造的なデフレ状況を考えれば、そう簡単にインフレにはならないとは思いますし、長期金利の推移をみてもらえれば分かるとおり、過去上昇したと言っても2%弱であり、仮に金利が上昇したとしても、驚くような高金利になる可能性は極めて低いのは間違いありません。しかしながら住宅ローンは借り入れ金額が大きいだけに金利が低いに越したことはないですね。

金利が史上最低水準にあり、物理的に考えて住宅ローン金利そのものがマイナスになることはないでしょうから、今はほぼ限界の水準と考えて良いと思います。つまり住宅ローン金利がここから大きく下がることは考えにくい、という意味でも、繰り返しになりますが、やはり今が住宅ローンを借りる、もしくは借り換えるのに絶好のタイミングですね。(2019年7月1日)